アスリートのインシーズンまでの取り組み

毎年この時期になるとサポートさせていただいた選手達の移籍や引退などの挨拶で少々センチな気分になっている、どうも渡辺です。

今回は『2024年も最高な現役生活を送るぞ!』と、頑張るアスリートに向けて、インシーズンまでのトレーニングで意識しておくと良いことについて書いていきます。

まず、トレーニングを行う上でとても重要になる『ピリオダイゼーション』という概念があります。

ピリオダイゼーションとは、アスリートが試合に向けてコンディショニングやパフォーマンスを最も良い状態に合わせるために、年間のトレーニングをいくつかの期分けに分けて、それぞれのトレーニングの種類や量、強度を効率よく組み合わせ実施することをいいます。

その期分けは『準備期(オフシーズン)』『第1移行期(プレシーズン)』『試合期』『第2移行期』があり、今回は試合期に至るまでの準備期と第1移行期について紹介していきます。

準備期

この期は試合がなく、技術的・戦術的・競技特異的な活動が限られている時期です。
そしてこの準備期は『筋力-持久力段階』→『基礎筋力段階』と進んでいきます。

まず、筋力-持久力段階の主な狙いは以下の3つになります。

・除脂肪体重の増加

・持久力の基礎作り

・その後の高強度のトレーニングに耐えれる能力を高める 

パワー系の選手は筋持久力を向上させながら筋肥大を行い、持久系の選手は顕著に筋肥大させることなく筋持久力を高めていきます。

この段階でのトレーニングは、低~中強度×高ボリュームで行いましょう。
※低~中強度:MAXの50%~75%程度
※高ボリューム:1エクササイズ辺り8~20回×3~6セット

次に、基礎筋力段階の主な狙いは以下になります。

・競技の主となる動作に不可欠な筋力を向上させる

この段階でのトレーニングは、高強度×中~高ボリュームで行いましょう。
※高強度:MAXの80%~95%程度
※中~高ボリューム:1エクササイズあたり2~6回×2~6セット

第1移行期

移行期では、トレーニングよりシーズン中のゲームのほうが身体的に楽だと感じられるように、どんどん負荷をかけていきましょう。

移行期の主な狙いは以下の4つになります。

・傷害予防

・筋力、パワーの向上

・コンディショニングの向上

・戦術およびスキルトレーニング

この段階でのトレーニングは、高強度×低ボリュームで行いましょう。
※高強度:目的に応じてMAXの30%~85%程度
※低ボリューム:1エクササイズあたり2~5回×2~5セット

移行期が終了し、その後の試合期になると、戦術および競技スキルトレーニングの時間が増加したり練習強度が高くなるため、トレーニング強度は確保しつつもトレーニングボリューム(量)は落としていかざる得なくなります。

つまり、競技スキルトレーニングの強度やボリュームの少ない準備期および移行期に、トレーニングのボリュームをしっかりと確保し、シーズンを通してフィジカル面を維持できるようにトレーニングを行っておくことが非常に重要になるので頑張っていきましょう。

インシーズンまでのトレーニング方法などもっと詳しく知りたい方や、実際にトレーニングを行ってみたい方は是非一度お問い合わせください。
(DOGOでは月会員だけでなく回数券もご用意してますので、短期間のトレーニングもオススメです)

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