怪我を防ぐ身体作りの考え方

こんにちは!

トレーナーの青野吉晟です🌟

今回は『怪我を防ぐ身体つくりの考え方』をテーマにお話ししたいと思います。
皆さんは怪我をしやすい身体といわれてどんなことをイメージしますか?

身体が硬い? バランスが悪い? 筋力が弱い?

こんな感じの事を想像するかと思います。どれも正解です👏

まさしく身体は『可動性』『安定性』のどちらか、もしくは両方がかけている状態では、間違いなく怪我をしやすい身体といえるでしょう。

いやー(-_-;)
こんな偉そうなこと言って私は高校生の時は筋トレと走り込みしかせず、ストレッチを一切やってこなかったですね💦
皆さんは絶対私のマネはしないでくださいね😅

確実に反面教師!(笑)

そんな余談は置いといて、話を戻しましょう!

【今回の内容】

1.『可動性』『安定性』とは
2.エラーが起こりやすい関節と障害
3.どのような予防が必要か

1.可動性と安定性とは

可動性=モビリティ

安定性=スタビリティ

安定性と可動性を話すうえで重要なのが『joint by joint approach theory』になります。

本来、各関節は身体の可動性と安定性の2つの機能を役割分担して補い合っています。そうすることで機能的に身体を扱うことができます。

可動性関節(mobility joint)

・肩関節
・手関節
・胸椎
・股関節
・足関節

安定性関節(stability joint)

・頸椎
・肩甲骨
・肘関節
・腰椎・骨盤帯
・膝関節
・足部

アスリートの怪我の発生においても本来可動性に働く関節が機能低下を起こすことで安定性に働く関節がその機能を代償してしまうパターンが多いです。

2.怪我が起こりやすい関節と障害

【怪我が起こりやすい関節部位】

〈腰椎〉

・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎分離症

〈膝関節〉

・靱帯損傷
・半月板損傷
・膝蓋腱炎

〈足部〉

・捻挫

怪我の多くは、その関節だけの問題であることは少なく、上下の関節が関係することがほとんどです。

腰椎、骨盤帯であれば股関節・胸椎の可動性が低下することで、腰椎にかかる負担が大きくなり、腰椎怪我を引き起こしやすくなります。膝や足部も同様の事が言えます。

また、もう1つ重要な点としてスポーツは日常生活よりも大きな負荷に対して耐える身体が必要です。

耐久性が乏しく、大きな負荷に対して身体を安定させるための筋力や筋の協調性がない場合、動きの中で身体の安定性が保てずに各関節に負担がかかり怪我をしてしまいます。

3.怪我をしないためのトレーニング方法

【腰椎】

エクササイズ

①胸椎・股関節の可動性エクササイズ

・チェストオープナー(胸椎)
目的:胸椎の可動性を高め、反り腰による腰椎部の負担を減らします。


・シンボックス(股関節)
目的:股関節の可動性を広げることで、骨盤の傾きや腰への負担を減らします。


②体幹部のスタビリティエクササイズ

・スクワット
目的:競技動作中の大きな外力に対して腰椎部が適切な状態を保つために行います。


【膝関節】

エクササイズ

①膝関節の可動性ストレッチ

・シンボックス(膝関節)
目的:しゃがんだ時に膝が内側に入るのを防ぎ靱帯や半月板損傷を予防できます。

※股関節エクササイズのシンボックス動画参照

②膝関節、足部のスタビリティエクササイズ

・片脚ルーマニアンデッドリフト
目的:足部の内外反のコントロールと股関節周囲筋を活性化することで膝関節の安定化を図ります。


【足部】

①足関節の可動性ストレッチ

・片膝立ち/足関節ストレッチ
目的:足関節の可動性を広げ、足部の内外反を予防します。


②足部のスタビリティエクササイズ

・ディープランジ
目的:各方向へのステップ動作の中で足部のスタビリティを高めることで動作時の捻挫を予防します。


怪我をしていないけど身体に違和感があったり、どうやってストレッチやトレーニングをしていけばいいのか分からないといったアスリートの方は是非一度体験にお越しください。

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